2011年08月23日

8月に観たもの(4)『人生、ここにあり!』

松元ヒロさんが以前ライブで語っていた映画『やればできるさ!』(原題:『Si Puo Fare!』)が、邦題を変えて上映されたので、観てきました!
『人生、ここにあり!』公式サイト

バザリア法という、精神病棟を廃止し、精神病患者を社会の中で生活させるようにする1978年に制定された法律に基づき起こった実話をもとに、コメディタッチで映画化した作品。
原題は、映画の中で語られるセリフでもあります。
これがどうして変わってしまったのか…ヒロさんが観たという試写の時の和訳そのままでもよかったのになぁ。

悲しい出来事を乗り越えていく。
それまでやってきたことを信じて。
それが叶うためには、周囲のサポートが必要で、それは一朝一夕にはいかないけど、確実にいい変化を生みだしていく。
これはいわゆる精神病患者(使い方違ってたらすみません)に限った話ではなく、犯罪者とかの更生にも言えるだろうし、
もっと小さいことなら、誰の身にもあることだと思う。
自分ではどうしていいのかわからない悲しい出来事を乗り越えるためには、時間だけでなく、周囲の支えも必要。
支えてもらうだけでなく、自分が誰かを支えることも必要。
そういうことなんだよなぁ。

素敵な映画でした。

あ、エンディングの音楽とか、フィギュアスケートで使う人いそうだなぁ。

あとつくづく思ったのが、111分のこの映画を要約して一気にしゃべった、
松元ヒロさんの記憶力と再構成力と表現力のすごさね。

全国各地で上映されてるので、機会ありましたら是非観ていただきたい映画です。
posted by エマ at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・舞台話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月19日

あの時も金曜日だった

今日午後2時30分過ぎに地震がありましたね。
先日も出勤してすぐ同じくらいの揺れがあり、その時はうちの職場のあたりは震度3でした。

3月11日もこれくらいの時間でしたね。
もう少しだけ後だったけど。

そしてあの時も金曜日でした。

あの時のように、小刻みに揺れを音で伝える窓ガラス。

あの時とは季節が違うけど、揺れも今回のほうがずっと小さかったけど、今日の午後の地震は、
範囲の広さといい、揺れてる時間の長さといい、あの時を思い出させるに十分でした。

震源に近いところや、津波警報の範囲内だった地域の人たちにとっては、言わずもがなかと…。

忘れてないですよ。
まだまだ、支援の手は必要だってこと。

でも、こういう形で思い出すのは、勘弁してほしいのです。
posted by エマ at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理人から一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月14日

8月に観たもの(3)渋谷に福来る〜落語ムーヴ2011〜vol.0だったはず

渋谷に福来る〜落語ムーヴ2011〜vol.0だったはず。(渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)8月8日

「vol.oだったはず」のとおり、もとは3月12日、毎日新聞落語会のプレ・イベントとして、さくらホール・伝承ホールの2会場で昼夜公演が予定されていました。
「新しい落語・伝統の落語」と銘打って、SWAメンバーや、古典落語の精鋭の噺が聴ける機会。
昼公演の前に夜公演の追加公演が入るなど、完売していたことでしょう。
私も午後と夜、チケットをとっていました。

結局、東日本大震災の影響で中止になりました。
中止にならなくても、交通手段がまともに回復しなかったので行けなかったですよ。
何より気持ちが向かわなかったし、家の片付けもあったしね。

今回、昼夜公演の出演者をひとつにしたような感じに仕切り直しの会が行われたのは、感慨深いです。
あれから復興は遅く、原発の不安も消えず、節電に励む世の中。
被災地ではないから容易だったようでいて同じメンバーでの仕切り直しは難しく今になったけど、集まれるというのはありがたいこと。

春風亭一之輔 / 短命
三遊亭白鳥 / 初天神
桃月庵白酒 / 松曳き
〜中入り〜
林家彦いち / 掛け声指南
春風亭昇太 / オヤジの王国

始めに白酒さんと昇太さんが私服で登場。ふたりともハンチング。

一之輔さんがキレよく艶っぽく話した後、白鳥さんの破天荒初天神でまったく違う方向へ。
そして白酒さんで少しなごむという、一言でいうと「極端」な前半。

彦いちさん、昇太さんそれぞれのマクラは、内拳と震災の日の無茶苦茶な打ち上げの話と、どちらも既に聞いた話だった。
でも面白いんだけど(笑)。特に彦いちさん。
マクラも噺も格闘系。圓朝まつりでの板割り(労り)の話も格闘系といえば格闘系。
昇太さん…仕事関係でお世話になった人に年格好がそっくりで、その人もこういうことを言いそうなので、より笑えた。

古典と新作を1回に凝縮。
古典といいながらかなり現代アレンジだったけど。
どの話も爆笑系だったので、肩がこらずに楽しめた。

最後の挨拶、出揃ってみれば話し終えたばかりの昇太師匠を除いてみんなハーフパンツ。
そして昇太さんと白酒さんを除いてみんな日焼けしている。
というか昇太さんと白酒さんが色白なのか。
ロビーで9月16日の次回公演のチケットを売っていた橘家文左衛門さんも舞台へ上がり、トークに入る。
すごく酒臭かったらしい(笑)。

5者5様。
あー面白かった。
posted by エマ at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・舞台話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月に観たもの(2)「こころ」

こころ (青山円形劇場)2011年8月10日19時〜

原作は言わずもがな:夏目漱石『こゝろ』です。
ネガティブですよねぇ。
そしてぐちぐちと長い(笑)。
さて、これがどんなふうに舞台になるのか?
しかも円形劇場という360度客席という状況で。

脚本・毛利亘宏 演出・北澤秀人


村井良大 / 私・先生(青年期)
遠山俊也 / 先生
上田悠介 / K
佐藤貴史 / 私の兄
今泉彩良 / お嬢さん
広田レオナ / 静(お嬢さん)
久野綾希子 / お嬢さんの母

「私」と「先生」の若い頃を村井くんが一人二役でやるというのが目玉か。

客席に入ると、一番下の床から15〜30cmほどしか高さのない舞台には浜辺を思わせる白い岩がふたつ、天井からは無数の白い岩のかけら(を、模したものと思うんだけど)がピアノ線で吊り下げられ、舞台上の空間を埋め尽くしている。
BGMは寄せる波の音。
「私」が「先生」と出会った浜辺を思わせつつ、客席は海の中でもあるような。
「こころ」の奥底を表しているのだろうか。
とても神秘的で、はっとする空間になっていた。

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posted by エマ at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・舞台話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月に観たもの(1)「マッチ・アップ・ポンプ」

2011MUP.jpgキリンバズウカ公演vol.8「マッチ・アップ・ポンプ」(川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場)8月7日

脚本・演出:登米裕一

日栄洋祐 / クニオ
渡邉とかげ(クロムモリブデン)/ タベ
根岸絵美(ひょっとこ乱舞)/ オオチ
平田裕一郎 / タイラ
田中こなつ / ミズキ
金丸慎太郎(贅沢な妥協策)/ エマ
小笠原結(劇団兄貴の子供)/ コダマ
内田周作 / コイズミ
深貝大輔 / コウスケ

牧野エミ (愛情出演)/ ナツコ

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戦国鍋TV繋がりですよ、はい。
堺衆の松江隆仙、徳川15代将軍6代家宣でおなじみ、平田裕一郎くんが出るのでね。
NHK朝ドラ「ウェルかめ」に出ていた田中こなつちゃんも出るのが、ちょっと懐かしくもあり。
劇のあらすじも面白そうだったので、アフタートークのある日に行ってみました。

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ラベル:平田裕一郎
posted by エマ at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・舞台話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月06日

7月に観たもの(6)「RING WANDERING」

110723_1532~01.jpg7月23日(土)午後1時〜
劇団なんでやねん 舞台「RING WANDERING」(梅田HEP HALL)
森本亮治 林剛史
/永田彬(RUN&GUN) 高橋良輔 矢吹卓也 川本喬介(はらぺこペンギン!) 葉山昴
/伊藤陽佑 椿隆之
/山崎和如 山岸拓生(拙者ムニエル)

特撮経験俳優さんが半数を占める、若い男性のみの劇団。
コンセプトは「おもろかっこいい」。
5月の東京旗揚げ公演、都合合えば行きたかったけど、終わってから気づいたのではしょーがない(←おいおい)。
大阪公演なら都合つく…飛行機のマイレージ貯まってたので、行っちゃいました。

イカニモ大阪コテコテな劇団名と演題を見ただけでは想像つかないその中身は、ヒーローものコメディ。
特撮経験俳優さんたちが多いからそうなったようです。
私は弟と一緒に子どもの頃は見てたけど、長じてからは見なくなってしまったので(だって朝早いんだもん…)、俳優さんたち、軒並み知りません。
唯一知ってたのが、『戦国鍋TV』の高橋良輔くん。
彼の他の演技を観たいというのが理由だったわけですが、正直、始まってしばらくはキツイものがありました…。
吉本新喜劇を劣化させたようなグダグダのテンポとベタベタのネタで「なんでやねん!」って上っ面の声を張られても、間や歯切れが悪いので、面白く感じられない。
例えば、最初の場面で、戦隊ヒーローの仮面(仕事着だな)を勝手にカッコよく改造・ヘンテコな飾りをつけてる場面。
私はいちばん遠い席から観ていたのだけど、見間違いでなければ、この作業を、ソファに座っているにも関わらず、仮面を床に置いてやっていたのだな。
目の前にテーブルがあるにも関わらず、これは不自然でしょ。
普通にソファに座ってテーブルの上で持ち上げながら作業していたのでは、大きなものだから客席にネタばれしてしまう。
だからだと思うけど、だからってなぁ。

『私の好きなタイプのくだらなさじゃないのかも…この後90分どうしよう』と不安になりましたが(笑)、役者さんたちもだんだんのってきて、面白い小ネタも増えてきたので安心しました。

・「地球防衛軍スタージャクソン第14東京本部」に所属するヒーローさんたち、出動前にはタイムカードを押して行く。
・倒した敵の数、カードにスタンプを押してもらうライダーチーム(ノルマ?歩合制?)
・本部の場所は機密事項のはずなのに、ヒーロー志願の民間人にあっさり入られる。
・それぞれに志願理由をもつヒーローさんたちは、会社員? 公務員?
・機器類使用承諾証を事前にもらわないとロボットを出動できない。違反すると出動停止の罰則あり。
・戦隊チームとは別にいるライダーチーム2名とは犬猿の仲。

で、東京にデカい怪獣が現れたということから話が展開していくわけですが…。
関連ウェブや役者さんたちのブログ等いろいろ見てると、
初演から2カ月以上たち、直前まで別の舞台をやっていた役者さんたちも多く、
全員揃った稽古が少なかったからかもしれないですが、
カンパニーとしての底力というより、役者さん個々の能力で救われた舞台だった印象です。
「お前らの言う正義ってなんやねん!!」ってことで、バラバラになりかけたチームが再びひとつになるという話でした。
私が見たのは大阪公演の初回だったから、2回目以降なら、もっと調子が上がってテンポがよくなっていたかも。

そうそう、始まる前よくある、携帯電話の電源やビニール袋の音等の注意事項のアナウンス、
あれが「前説がわりの歌」と題して、出演者全員による歌で提供されたのが笑えた。
特撮ヒーロー番組っぽい歌(笑)。

良輔氏はライダーチームのひとり、いかにもヒーローって感じのキャラクター。
腹から声が出ていて、無駄なくらいマッチョで、いかにもヒーローが着ていそうなウェスタンな格好が似合う(笑)。
真面目なんだけど、バイクのミラーを盗まれ、手鏡で代用しちゃうバカ。
なぜかみんなから粗末に扱われるのだけど、真面目すぎて空回りし、それがおかしみを生むという、私の好きなタイプの役どころでした。
…ほめてるんですよ(笑)。

各回終了後のトークタイム、23日昼の部は森本亮治・林剛史・矢吹卓也・伊藤陽佑・葉山昴の5名。
劇団結成の中心となったのは大阪・神戸出身の森本・林の両名なのだけど、最後の最後、森本くんの挨拶がすばらしかったです。
「表現者として今出来ることは何か?」というようなことだったのだけど、3.11後たびたび聞いてきたこの手の挨拶の中では、最も過不足なく、お見事というほかないものでした。
劇団を立ち上げて、劇の内容はふざけているけど、とにかく芝居について真剣なのがよくわかる挨拶。
メモしてないので再現できず残念。
真剣って、それが笑いにも繋がるから、いいことです。

終演後、出演者たちが物販で売り子をするということだったのですが…事前に知ってたら開演前にパンフ買わなかったのになぁ。
段差が甘くて前の人次第ではちょっと見づらい仮設席。
でも100席程度だったと思うので、どこから見ても舞台が近く感じられてよかったのでは。

劇団なんでやねん、次回公演は9月21〜25日シアターサンモールで、サスペンス?で予定されてるそうです。
ヒーローっていう、半数近い俳優さんのベースを生かした第1弾と違い、むしろこれからのほうが期待・大です。
posted by エマ at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・舞台話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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