
滝口幸広(溝口譲)
佐野和真(谷山利雄)
西川可奈子(谷山静/上田静江)
北村栄基(谷山勝英)
水谷あつし(市川正雄)
両國宏(藤本優)
浅川クミ(市川富子)
青木映樹(新井学)
柴嶺亮(矢上清隆)
中村康介(加藤明彦)
小林祐久(泉川次郎)
森郁月(石田キク)
李里杏(矢上幸子)
木下かれん(見戸春菜)
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滝口幸広くんが出るということで、戦国鍋TV俳優シリーズです。
徳川慶喜での軽い役どころが妙にハマってて、だからこそ他の芝居を観てみたくなり。
終戦の8月15日、玉音放送前に本土から最後の特攻を行った茨城県の特攻隊の話をもとに書き下ろされたのが今回の脚本で、実際の関係者たちの名字を役名にしたんだそうです。
現代の茨城の夏祭りの場面から始まる舞台。
メールの返事が遅いんだかそっけないんだか、しょうもないことで喧嘩になっていた滝口演じる溝口譲と、静。
舞台へ出てくるのに客席通路も使う演出。
今度メールをくれる時には必ず文末に笑顔の顔文字をつけることを譲に約束させる静。
言い争いもバカバカしくなり仲直り。そこへ落雷。
倒れた鳥居の下敷きになり、静の誕生日を祝い、力尽きる譲。
譲が目覚めると、見知らぬ部屋で肌着だけで布団の上に寝かされていた。
部屋に入ってきた女性とまったく話がかみあわない。
話を聞くうち、どうやらそこは1945年8月の日本とわかる。
その後譲は、近くの海軍航空隊基地に身を置くことになり、他の訓練兵とともに過ごすことになる。
3日後の終戦を知らない当時の人々。
日本は負ける。
未来からきた譲の話を信じる者も信じない者も、それでも流れを止めることは出来ない。
8月15日、正午の玉音放送を前に、最後の特攻隊は飛び立った。
現代の茨城。
戦争展示を見に来る静たち。
そこに展示されていた、特攻兵の手紙。
宛名は「静へ」
文末には、当時にそぐわない笑顔の顔文字が書かれていた。
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2時間弱の舞台をざっと文字にしてみました。
…落雷〜過去へタイムスリップ。
奇しくも先週見た「三億円事件」と同じ設定。
いやいや、偶然とはおそろしい(笑)。
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ラベル:滝口幸広