2006年03月12日

フィギュアスケートを扱うマスメディアがまず読むべき本。



フィギュアスケート王国ロシア 』ユーラシア・ブックレット86
(村田隆和・著 東洋書店)


A5くらいの大きさの薄い書籍で、棚に並んでいても見つけにくいかもしれません。

著者の名前に見覚えがあると思ったら、毎日新聞で以前フィギュアスケート記事も多く担当された方でした。
著者紹介によれば、現在も毎日新聞運動部に所属されているんですね。
フィギュアスケートを担当されていた時も、良心的かつ公平な視点の記述は安心して読めた記憶があります。

さて、ブックレットの内容は

ロシアや旧ソ連諸国の情報を提供するという「ユーラシアブックレット」の趣旨どおり、
ロシアのフィギュアスケート界の歩みから現在のロシアフィギュアスケート界のトップ選手を紹介するというもの。

“フィギュアスケートのファン”を続けていれば知らない人はいない、トリノ五輪でメダルを独占するかと期待された各カテゴリの選手たち。

男子:エフゲニー・プルシェンコ
女子:イリーナ・スルツカヤ
ペア:タチアナ・トトミアニナ&マキシム・マリニン
アイスダンス:タチアナ・ナフカ&ロマン・コストマロフ

でも、ブックレットとして整理された情報として重要なのは、前章の「東西冷戦」構造でしょうね。
ソルトレイクシティ五輪での騒動、その後の採点方式の変更。

新聞記者としての中立を守ろうとする視点からまとめられた記述は、フィギュアスケートファンよりはむしろ、
フィギュアスケートを“放送素材”としてとらえているマスメディアの方々が事前に目を通すべきものでしょう。
今までの経緯を知らずして、フィギュアスケートの報道に携わるなかれ、です。


☆追記☆
PlutakeさんのブログにTBさせていただきました。


posted by エマ at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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