2012年05月20日

月刊「根本宗子」第6号『恋に生きる人』

月刊「根本宗子」第6号『恋に生きる人』(新宿ゴールデン街劇場)
2012年5月9日〜16日

作・演出 根本宗子

筒井信也:西山宏幸(ブルドッキングヘッドロック)
富永莉子:新谷真弓(Nylon100℃)
渡辺飛鳥:大竹沙絵子(国分寺大人倶楽部)
百瀬美津夫:宮下雄也(RUN&GUN)
佐々木ふみ:梨木智香(THE SHAMPOO HAT)

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まぁ、なんで観ることにしたかというと、Fruitsで熱演していた宮下雄也くんオススメ作品だったからという。
確信があるのだろうなと。
ならば観ておこうと。
新谷真弓さんの芝居も観たかったしね。
12日の土曜日に観劇。
新宿ゴールデン街劇場は、永田彬くん主演「け・れ・ん・み」以来で来た。
あれいつだったっけ…。
急に行くことにしたので、結構道に迷って、でもちょっと時間あったので花園神社にお参りした記憶があります(笑)。
なんで迷ったかというと、プリントしといた地図を忘れて来たから。
…意味ネー!
その記憶があるので今回は余裕で最短経路で行けました。

開場後、開始前の客入れBGMがチェッカーズの初期ヒット曲。
ギザギザハートの子守唄とか、ジュリアに傷心(ハートブレイク)とか、神様ヘルプとか。
リズムセクションの昭和のロケンロール感がたまらん(笑)。

狭い舞台の上にはビデオレンタル「GEO」のでかい看板。
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物語はGEOショップ内から始まる。
バイトリーダーの筒井が新人バイト飛鳥とつきあうことになる。
以降、物語は筒井の部屋で展開する。

筒井は浮気を悪びれもせずする男。
やさしいんだけど優柔不断。のれんに腕押し、糠に釘の男。

筒井の部屋の押し入れに居候する百瀬は、ふられた彼女に未練たらたら。
一途に元カノからの電話を待ち続けている男。

莉子は筒井の前の彼女で、筒井の浮気で別れたにも関わらず今も友人として頼る女。

ふみは浮気を繰り返す女。相手は飛鳥の彼。

それぞれに癖のある登場人物たちの中で振り回され、一番常識的かつ普通そうだった飛鳥は、
彼の浮気を、ゴミ箱の中のティッシュの臭いをかいで確かめる女だった。


結局みんな癖がある(笑)。
言ってることもやってることもおかしいのに、あーこういう人いるわ〜って思える人物設定、
役者さんたちのキャラクターや芝居がそこにすんなりハマっている。
佐々木ふみの、ふてぶてしい顔つきと女を強調した服装(笑)。
百瀬みっくんの、押し入れのふすまをスパーンと開けての登場シーンは、岡田あーみんの漫画を彷彿とさせた。
元カノの責任として、浮気症の男を鍛え直してから今カノに引き渡すと宣言する莉子の突き抜けっぷり、
筒井の、女にだらしなく優柔不断な男のダメ人間ぶり。

80分の物語、セリフも演出も無駄なくポンポン展開し、恋の面白さ、厳しさ、楽しさ、色んなものがコンパクトに詰まっているラブコメだった。
BGMや照明や映像が凝ってたとかそういうことじゃないんだけど、ゴールデン街ってことも含めてのアナログ感。
物語と演出と演技と会場の狭さのパッケージ感が気持ち良かった。
観終わって嫌な気持ちになることもなく、堅苦しくなく笑って気楽に楽しめる娯楽としても素晴らしかった。
役者さんたちの芝居もそれぞれに素晴らしかったけど、今回いちばんすごいと思ったのは、作・演出の根本さん。
いつもは出演もしているということなのだけど、この方なんと1989年生まれ、まだ22歳だって。
これだけの構成力、プロデュース力。すごいなぁ。

私は12日の1回しか観てないけど、16日の最終公演の後、根本さんがステージに出てきて、
物語の中で筒井が好きな歌として出てくる、岩崎宏美の「シンデレラハネムーン」を歌ったそうです(笑)。
今度は是非、彼女が出演しているのも観たいな。
というか今まで見逃してきたのが悔やまれる。
今回が今までとずいぶん違うテイストだったらしいので、なおさら今後は見逃さないようにしたいと思いました。

出来たらこの作品、再演してほしい。
今回の役者さんたちがイメージぴったりだったんだけど、全然違う役者さんでも観てみたい。

観劇後はせっかくだからゴールデン街で…と思ったけど、新宿に来たらやっぱりベルク。
今回も立ち飲みだったけど、いつ来てもおいしい。
ルミネから立ち退きを迫られているベルクだけど、これだけ繁盛しているお店、絶対ルミネの人の流れにも貢献してると思うのだよね。
ルミネエストの中でも数少なくなった、大人が楽しめる場所。
もし移転することになったとしても味が好きだから通うけど、今の便利な場所に今後もあってほしいね。
ラベル:宮下雄也 ベルク
posted by エマ at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・舞台話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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