2012年08月13日

隔離しただけで解決するのか?という話

「アスペルガー症候群被告への「懲役20年判決」に賛否」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/583313/

読めたら読んでいただきたいニュース。
これが初ではないと思うけど、裁判員裁判で発達障害のある被告に対し、求刑を超える判決が出たという内容です。
このニュースに対するブログだのツイッターだのいくらか読んだんだけども、
「一生刑務所に入ってろ」だの「じゃあ支援団体の人たちが一緒に暮らして一生面倒みなさい」だの言いたい放題のが多数…。

たしかに、被害者が実の姉で、30年以上も引きこもった上、一方的な恨みをつのらせての犯行。
しかも逆恨み。
家族は加害者の家族であり被害者の家族でもあるわけだけど、本人の引き受けを拒否。
殺害された姉はずっと、弟である犯人のために物心両面で支えになってきたのに殺害され、理不尽この上ない。
感情的にも倫理的にも「犯罪者に厳罰を」というのはもっともな話です。

なんだけど、実際刑務所には、発達障害のある人に対するまともな処遇が出来る受け皿、無いのでは?
何年前だったか衆議院議員で秘書給与詐欺で服役した人が、刑務作業として知的障害者のお世話をしてた時の話を本にして話題になったはず。
こちらは本当に知能が低くて、なぜ自分がそこにいるのかも理解できてないような、すぐ失禁してしまうような人たちだったそうで、今回のアスペルガーの被告とは違うけども。

地裁判決が確定したら収監されて、どこかの刑務所に行くんだろうけども、薬漬けなんでしょうねぇ。
そして家族が引き受けないから、20年後満期で出所。
その頃親が生きてる保証はない。
姉の家族が引き受けるとは到底思えないので、行くところがない状態。
ここで福祉にうまく繋がったらいいけど、本人60歳を超え、働くこともままならないだろうから、福祉の協力で住むところを見つけて生活保護、の流れになるんだろうか?

私も詳しくないけども、刑務所にいる間から、発達障害に詳しい専門家の治療だったり援助だったりを受けることは出来ないのかな?
記事によれば出所後にそういうのはあるようだけど。
刑務官だってこういうことは素人だろうし、他の受刑者と同じに扱えない(特別待遇って意味じゃなく、糠に釘的な意味)のなら、ただ20年間世間から隔離してるだけになってしまうのでは?
それは根本的な解決になっているのだろうか?
今回の件だけのことじゃない。
本人の障害の程度に適した治療をしつつ、刑務所内で内省というか、自分が犯した罪の深さに気付くことが出来たらいいよね。
posted by エマ at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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